新株予約権付社債の発行
【ページの小見出】
会社の資金調達の方法のひとつの社債には、いくつかの種類がありますが、その中に新株予約権付社債というものがあります。その新株予約権付社債というものはどういったものなのでしょうか?
新株予約権付社債の意義
新株予約権付社債とは新株予約権が付された社債である。平成13年商法改正の際に創設された制度であり、旧法における新株引受権付社債と転換社債制度に代わるものであり(商341条ノ2〜341の15)、下記のとおりとなる。
上の図でもわかるとおり非分離型新株引受権付社債と転換社債が新株予約権付社債に統合され、分離型の新株引受権付社債は制度としてはなくなりました。その分離型の新株引受権付社債に代わるものとして、新株予約権 + 普通社債の組み合わせでの取扱がなされる事になりました。
即ち、改正商法における新株予約権付社債とは新株予約権と社債を分離して譲渡できないものをさすようになりました。
新株予約権付社債の効能
新株予約権付社債は、会社にとって社債の部分については通常の社債と比較してあまり差異は少ないのですが、会社に投資する側にとっては、社債と株式のメリットを併せ持っており、投資の目的物として魅力があるものとなります。
株式と社債の比較
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 株式 |
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| 社債 |
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上記のような違いが株式と社債の違いですが、新株予約権付社債は
- 会社の業績に関係なく(損失が出ても)約定利息を受けられる。
メリットは持ったまま、新株予約権を行使することにより新株を取得でき、
- 会社の業績・利益の上昇に応じて利益配当が受けられる(キャピタルゲイン)
を受けられる株主の立場になることができるのです。
これにより、投資家にとって魅力的な投資先になることにより、資金の調達をスムーズに行いやすくすることができるのです。これは、ベンチャー企業などが、自社の将来性を資金にできる道が開けたということもいえると思います。